知れば知るほど食べたくなる!琵琶湖でしか味わえない「湖魚」を堪能しよう
こんにちは!
米原市ふるさと納税レポーターのはやしです。
滋賀県といえば、日本最大の湖・琵琶湖。
泳いだり、穏やかな景色を眺めたり、いろんな楽しみ方ができる場所ですが、実は“おいしい魚の宝庫”でもあるのをご存知ですか?
しかも世界でも琵琶湖でしか獲れない魚がいて、それらの魚を使った料理は、まさに“ここだけ”のごちそうです。
今回は滋賀県米原市で、琵琶湖の恵みを「見て・知って・訪ねる」旅に出かけます!
目次
こんな人にオススメ!
● 名物やご当地グルメを楽しみたい人
● 地域ならではの食文化に興味がある人
● 旅先で、その土地ならではの料理を楽しみたい人
● 日本酒に合う料理をお探しの人
琵琶湖が育てた“ここにしかない味”

滋賀県では、琵琶湖に棲む魚のことをまとめて「湖魚(こぎょ)」と呼びます。
湖魚とはつまり、琵琶湖にいる淡水魚。でも、ただの淡水魚とはちょっと違うのが琵琶湖のすごいところなんです!
琵琶湖は日本一大きな湖であるとともに、400万年もの歴史をもつ世界でもめずらしい古代湖です。その長い歴史の中で生物たちは独自の進化をとげ、琵琶湖にはなんと60種を超える固有種が生まれました。

「鮒(ふな)寿司」の材料になるニゴロブナ、香ばしく焼いておいしいホンモロコ、お刺身で楽しめるビワマスなどは、どれも琵琶湖にしかいない魚たちです。
湖魚料理は、琵琶湖という“場所の個性”をそのまま味わう料理。このことを知ってから食べると、旅の一皿が、ぐっと特別なものになりそうです!
琵琶湖のすぐそばで、湖魚の今を知る

最初に訪れたのは、琵琶湖沿いに店を構える「魚万商店」。湖魚や野鳥を扱う卸として、漁港でその日に揚がった魚を仕入れ、ホテルや料理店、スーパーなどへ届けています。

水揚げされた本モロコ
季節ごとの旬がはっきりしているのも、湖魚を味わう楽しさのひとつ。
冬から初夏にかけて楽しめる小鮎は、世界でも琵琶湖にしかいない特別な鮎。成長しても10cmほどにしかならず、丸ごと食べられるのが魅力です。
夏になると、主役はビワマス。身はやわらかくさっぱりとした味わいで、お刺身で食べるのがおすすめです。
秋口からはワカサギやホンモロコが獲れ、佃煮や天ぷらなど、地域の暮らしに根付いた湖魚料理が食卓に並ぶようになります。

鮮度を保つために、漁師さんから上がった魚はすぐに氷水で締めて持ち帰ります。
また、大容量の急速冷凍機を導入しているので細胞を壊さず冷凍でき、お刺身としても使える鮮度とおいしさを保ちながら素材を提供できるのも、魚万商店のすごいところ!

この冷凍設備を生かしてつくられる「真鴨の鴨鍋セット」は、新鮮な鴨肉と京都の料亭直伝のだしがセットになった、湖魚に並ぶ人気商品です。
湖魚をはじめ、素材の鮮度を大切にしながら、できる限りおいしい状態で届けたい。その思いが伝わってきました。
暮らしに根付き、受け継がれてきた湖魚料理

次は、湖魚の加工品を製造・販売されている「よはち」へ。
湖魚は昔から、滋賀の人の暮らしに溶け込んだ“ふだんのごちそう”で、佃煮やえび豆などの加工品は、家庭の味として世代を超えて受け継がれてきました。

大将の山本さんは「淡水魚って生臭いイメージあるでしょう?でも、先人たちの工夫や調理技術の進歩のおかげで、今は初めての人でもおいしく食べられるようになっています」と話します。
生姜や山椒を効かせたり、下ごしらえをきっちりしたり。中でも、先祖代々の味を引き継ぎながら何十年も作り続けているという「鮒寿司」は、特に手間と時間がかかる伝統料理です。

鮒寿司づくりで重要なのは、はじめの下処理。
春先に琵琶湖で獲れたニゴロブナを、鱗や内臓、エラまで丁寧に取って、血あいをきれいに洗い流し、乾燥させて3か月ほど塩漬けにします。

塩漬けした魚を取り出したら、水でよく洗い、頭やお腹の中にご飯を詰めていきます。

魚とご飯を交互に重ね、数か月から1年以上樽に漬け込んだら、完成。

「どこかで手を抜くと生臭さや雑味が出る。すべての工程を丁寧に、きちんと手間をかけることでおいしい料理ができるんです」と山本さん。よはちの鮒寿司は、「匂いが少なくさっぱりして食べやすい」と地元でも評判です。

湖魚ビギナーにはワカサギの佃煮や、ホンモロコの南蛮漬けも食べやすくておすすめです。特に琵琶湖のワカサギは、脂がのっていておいしいのだとか!
近年は加工品を作れる職人も減ってきていると聞くと、丁寧につくられた加工品がますます大事に思えてきます。
お店は不定休なので、ほしい商品がある人は事前に電話してから行くと安心です。
いよいよ実食!まず味わいたいおすすめ料理

この旅の締めは、JR米原駅から歩いて5分の「和食・すし処 番野」。いよいよ湖魚を使った料理をいただきます!
おすすめは、いろんな湖魚を少しずつ楽しめる「びわ湖4点盛り」。
えび豆、小鮎の飴炊き、モロコの南蛮漬け、鮒寿司を1皿にまとめた盛り合わせで、「いろいろ試したい」「鮒寿司に挑戦してみたい」という声に応えて生まれたメニューだそうです。

こちらの鮒寿司は、「飯(いい)」と呼ばれる鮒と一緒に漬けたご飯までしっかり味わえる一品。ふくよかな香りとチーズのような風味が広がり、発酵食品ならではのまろやかな旨みが楽しめます。
その年の気温や素材の状態、そして何よりつくり手によってまったく違う味になるのも、鮒寿司のおもしろいところです。

ほかにもビワマスのお刺身、小鮎やホンモロコの天ぷらなどが、湖魚料理の入り口として人気。
淡水魚ならではの繊細な身質と脂に頼らないコクが、辛口の日本酒とよく合います。
番野では滋賀の地酒も取り揃えられており、湖魚料理と合わせて楽しむのがおすすめ!
お互いが引き立て合うこの土地ならではの組み合わせを、ぜひゆっくり味わってみてください。
お店でも、自宅でも。琵琶湖の恵みを味わって

今回の湖魚をめぐる旅は、滋賀県民でありながら、まだ知らなかった地元食材の奥深さに出会う時間になりました。
琵琶湖には、ここにしかいない魚がいて、ここで育まれてきた味があり、それを支える手仕事があります。そのひとつひとつが、旅の記憶に残るごちそうでした。
琵琶湖で獲れる魚の量は、昔と比べて大きく減っています。昭和30年代には1万トンほどあった漁獲量も、近年は1000トンを下回り続けているのが現状。
環境の変化や、漁を担う人が少なくなったことなどが重なり、湖魚はどんどん貴重な存在になっています。だからこそ、旬を待ち、その時季ならではの味を大切に楽しんできたのが、滋賀県の湖魚文化です。
実際にお店を訪ねて味わうのもよし、ふるさと納税で自宅に取り寄せるのもおすすめ。
少しでも気になったら、ぜひ米原市へ足を運んでみてください。
湖の景色とともに、琵琶湖の恵みを味わってほしいと思います!
\地元民がすすめる「鮒寿司」のおいしい食べ方/

取材にご協力いただきました事業所のご案内
有限会社魚万商店
〒521-0064 滋賀県米原市世継746-2
TEL 0749-52-0123
https://biwa-uoman.co.jp/
よはち
〒521-0004 滋賀県米原市磯1391
TEL 0749-52-3238
和食・すし処 番野
〒521-0016 滋賀県米原市下多良1丁目57
TEL 0749-52-3713
https://m-banno.com





