人生を変える一着を。より良き洋服づくりを追求する、メルボ紳士服工業に潜入してきました!

みなさん、こんにちは!
米原市ふるさと納税レポーターのはやしです。

さて、2020年版「スーツが似合う俳優ランキング」が発表されました。
気になる1位は…舘ひろしさん!!
ドラマなどでのダンディーなスーツ姿が印象的な舘ひろしさん。
スーツ姿がビシッと決まってる人って、やっぱりかっこいいですよね〜!

実は、米原市のふるさと納税にも「近江上着(おうみうわぎ)」や
azabu tailorオーダースーツお仕立券」など、スーツの返礼品があるんです!

ということで、工場見学シリーズ第二弾。
メルボ紳士服工業の滋賀工場にお邪魔してきました!

azabu tailorオーダースーツお仕立券①【国産生地使用】 | ふるさとチョイス
老舗生地メーカーによる国産ウール100%の生地を使用し、メンズオーダースーツの縫製工場として日本屈指と言われるメルボ紳士服工業㈱滋賀工場にて縫製したazabu tailorブランドの【ALL MADE IN JAPAN】オーダースーツのお仕立券になります。
“https://www.furusato-tax.jp/product/detail/25214/4884425”

こんな人にオススメ!

● 自分の心と身体にフィットするオーダースーツやジャケットが欲しい方
● 人とは違う自分だけのオーダースーツやジャケットが欲しい方
● 機能性もあり、おしゃれなオーダースーツ、ジャケットでお仕事をしたい方


創業100年の老舗「メルボグループ」

メルボ紳士服工業株式会社の始まりは、1918年に大阪で創業した「平野屋羅紗店」。
最初は「羅紗(らしゃ)」という毛織物を販売する生地屋さんでした。

50年以上の歴史を持つ直営工場は、欧米の一流ブランドの日本生産を手掛けていました。
現在はメルボグループとして束ねられ、
オーダースーツの生産と販売を手掛けています。

工場で見た、驚きの職人技と製造工程!

米原市にある工場に到着!
赤い縁取りの屋根に、かっこいい黒の看板がよく映えています。

さっそく、工場長の後藤正貴さんに製造工程を案内してもらいました。

01.生地の受け入れ、検査

後藤:まず始めにメーカーから送られてきた生地の検査をします。
織柄や色、生地巾、織傷の位置等の情報を細かくチェックし、その内容をシステムに入力します。

後藤:次にお客様の情報を入力します。

ーー縫製ってアナログなイメージでしたが、しっかりデータ化されてるんですね。

後藤:そうですね。着丈や肩幅などのサイズはもちろん、
なで肩やいかり肩といった体型の特徴もデータ化していきます。

後藤:このピンク、白、緑などの紙はプラモデルで言う組立説明書で、
工場では「クーポン」と呼んでいます。
各工程で縫製仕様を確認し、色で納期を視認できるようにしています。

02.裁断

後藤:ここが裁断の工程です。
まず、先ほど入力したお客様の情報をCADへ自動変換して、
型紙を作成します。
生地の検査結果も同時に落とし込まれるので、
傷やムラのある部分を避けて、無駄がないように、
テトリスのように型紙を配置しながら裁断していきます。

ーーすごい!おもしろいけど、難しそうです…

後藤:生地に模様がある場合は背中の縫い合わせを左右対称にするなど、
細かな注意が必要なんですよ。

ーーそうか、縫い目の模様が繋がってないといけないんですね。

後藤:より正確に仕上げるために、裁断方法は大きく分けて3つあります。
一つ目は、機械での自動裁断。
無地、もしくは細かい模様の入った生地は、
この方法で切り出します。

後藤:二つ目は、機械で線を描いて手で裁断する方法です。
チェックなど、模様のある生地の場合はこの方法になります。
布は紙などと違ってどうしてもねじれやひずみがあるで、
最終的にはきっちりと模様が合うように、人が目で見て裁断します。

後藤:三つ目は、全て手作業で裁断する方法です。
ちょっと変わった仕様にしたいとか、
スポーツ選手など体型に特徴のあるお客様の場合は、
それを踏まえながら補正を加え、
1着ずつ型紙に起こして裁断していきます。

ーー裁断だけでも、こんなに種類があるんですね!

後藤:基本的に全てオーダー品ですので、
お客様によって選ばれる生地も違えば、サイズや仕様も違います。
裁断機を用いた作業は効率的ではありますが、特殊な仕様や、
傷が付きやすい生地は、全て手作業で裁断しています。

03.縫製

後藤:こちらが縫製のラインです。
右側がボディ、左側が襟と袖に分かれていて、
中央で合流するような配置になっています。

後藤:人の身体はカーブが多いので、
1に対して0.9など、長さの違うもの同士を縫い合わせて
立体感を出す部分が多いんですよ。

後藤:長さの違う生地を配分を見ながら
調整して縫製するので、感覚的な部分もあり、
技術と経験が必要な仕事です。

ーーまさに職人技ですね!

後藤:ここで身頃(ボディ)も繋がり洋服らしくなってきましたね。

ーー裏地も付いて、ようやく完成形が見えてきました!

04.仕上げ

後藤:全て縫い合わせたら、余分なしつけ糸などを取って、
検査をして、プレス工程に入ります。

後藤:人の体のカーブに合わせて、一着ずつプレスしていきます。

後藤:全て終わったら仕様やサイズが合っているか検査して、
別のラインで作っているズボンとセットにして、納品します。

ーー工場と聞くと、流れ作業で同じ商品を大量に作っているイメージでしたが、
想像と違ってビックリしました。

後藤:そうですね。
素材からサイズまで同じ商品は一つとしてないので、
流れ作業とはいえ、単純に同じことを続けるわけではありません。

ーー工場内に人が多いことにも驚きました!
機械もたくさんありますが、それを操っているのは全て人で、
ある意味ほとんど手作業と言ってもいいんじゃないかと。

後藤:工場では、全部で約170名が働いています。
お客様に御満足頂けるよう、工場スタッフ一丸となって業務に取り組んでいます。

ーー全部で何工程あるのでしょう?

後藤:よく聞かれるのですが、どこで分けるかによって工程数が変わるので、
数えるのが難しいんです。
そこでよくお話しするのは「100を超える人員、100を超える工程」と
いう事です。

ーースーツ1着に、100工程…

後藤:職人さんたちは手が早いので簡単そうに見えますが、
実際にやってみるとなかなかできません。
私がやっても、みなさんと同じスピードではまず無理です。

ーー1日に何着ぐらい仕上がるのでしょう?

後藤:前々年実績では、1日あたり165着、年間約41,000着です。
生産性と、お客様に満足いただけるクオリティのバランスを考えて
この生産体制をとっています。

工場長に聞く、ものづくりへの思い

ーー改めて、御社のものづくりにはどんなこだわりがあるのでしょう?

後藤:当社で請け負う商品は、ほぼ全てがオーダー商品です。
お客様一人ずつのご要望や体型にあった商品を、自社で一点一点、
丁寧に縫製しているというのが一番のこだわりでしょうか。

ーーどんなサイズにも対応されているんですか?

後藤:はい。例えば、お相撲さんのように大きい方から
オーダーをいただいたとして「規格外なので、うちではできません」とは言えません。

県内では、プロバスケットボールチーム「滋賀レイクスターズ」の
オフィシャルスーツも提供させて頂いた実績があります。
皆様アスリート体型で長身の外国人選手もおられましたが、
全ての選手にご提供させて頂きました。

ーーホームページに、前回の東京オリンピック日本選手団の
ブレザーとスラックスを作られたと書いてあったのですが…

後藤:そうなんです。あれから半世紀以上たった現在も、
プロアマ問わず多くのアスリートの皆様に当社のスーツを着用していただいております。

ーーバブル期が終わって、無くなってしまった会社や縫製工場も多いと思いますが、
御社が残ってこられた理由は何だと思われますか?

後藤:当時主流だった百貨店主体の業態から、直営店で、
いち早くパターンオーダーシステムを導入し、
リーズナブルな価格でオーダー品を提供するという業態にいち早く変更したのが生き残れた理由だと思います。

その頃はまだこの業態をとっている会社が少なく、
いわば、当社がパイオニアのような存在でした。

ーーなるほど、戦略が良かったんですね!
ふるさと納税に出品されたきっかけは?

後藤:当社のスーツは北海道から九州まで全国のお店で販売されていますが、
滋賀県の米原市で作られていることは、ほとんど知られていません。

後藤:当社が出品している返礼品の一つに「近江上着」があります。
この名前は、毎日スーツづくりに励む私たちの事や米原市の事を
もっと知ってほしいという思いで名付けたファクトリーブランドです。

後藤:工場で働いているのは、大半が地元の方です。
米原には、米原の人たちの手で作られた良いものがある。
そのことをできるだけ多くの方に知っていただきたいと思ったのが
ふるさと納税に出品した一番の理由です。

自分だけの特別な一着「azabu tailorオーダースーツ」

ーー返礼品の「azabu tailorオーダースーツお仕立券」について聞かせてください。

後藤:実際にこの工場で毎日作っているスーツの大半がazabu tailorのオーダースーツです。
azabu tailorではお客様との対話を重視し、お客様の気持ちに寄り添った提案をしています。
今はネット販売が増えて便利になっていますが、
あえて実店舗での販売にこだわっているのは
実際にお話をお伺いし、ご提案させていただくことで予想もしなかった
素晴らしい一着が生まれることがあるからです。

後藤:店舗でのオーダーシステムも明快なので、
オーダー初心者でも臆せずトライしていただけると思います。
経験豊富はもちろんですが、
azabu tailorは販売の資格を有するスタッフが多数在籍しているので
着用目的やご要望を丁寧にお伺いし、生地やデザインについてもアドバイスさせていただきます。

オーダーだからこそできる新たな発見、
体験をお楽しみいただければと思っています。

ーー身体にピッタリ合ったスーツってかっこいいですよね!

後藤:自分に合ったスーツをビシッと着て、背筋が伸びていると、
それだけで信頼感が生まれますよね。
実際、身体に合っていないスーツは
シワやたるみが出てだらしない印象を与えてしまいますし、
窮屈なものってすごく肩がこるんです。
何より、自分に合った良いものは着心地がいいですし、
着ているだけで気分も上がりますよね。

ーー生地は何種類ぐらいあるんですか?

後藤:お仕立券で選べる生地の種類は、下記の表の通りです。

世界に一着だけのスーツで、お客様一人ひとりの“自分らしさ作り”に
ご協力できればと願っています。

羽織るだけで着こなしを格上げ!着心地抜群の「近江上着」

ーーもうひとつの返礼品、「近江上着」についても聞かせてください。

後藤:近江上着は、「羽織るドレスカジュアルジャケット」をテーマに
仕立てたテーラードジャケットです。
こちらはオーダーメイドとは違って、5つのサイズ展開の中から
自分に合うものをお選びいただけます。
既製品ではありますが、オーダー品と同様この米原市の工場で、
同じ工程で仕立てています。

ーーオーダーメイドより気軽に、良いジャケットが楽しめるんですね!

後藤:はい。例えばちょっとしたディナーに行く時、
下はジーンズとTシャツでもいいけど、上にジャケットを羽織るとか。
参観日に着て行って「お父さんかっこいいね」と褒められるとか、
どこにでも着て行ける軽さがありながら、着る人にとって
日常のちょっとしたプラスになれれば、と思っています。

ーーせっかくなので、羽織らせていただいてもいいですか?

後藤:もちろんです。

ーーそれでは山崎さん、お願いします!

山崎:はい!米原市役所 政策推進課の山崎です。
ではちょっと失礼して…
おお、軽い!肩がラク!腕がスイスイ上がります。

後藤:近江上着に使用しているのは、
スーツに特化して考案した当社オリジナルの生地なんですよ。
ウール100%でナチュラルストレッチと撥水機能を併せ持っているのが特徴です。
型紙や縫製にも拘り、軽量副資材を使用することで締め付けが少なく、
肩を動かしやすい形状にしています。

ーー紺色の生地に、金色のボタンが上品です。

後藤:紺色はどんなシーンにも使いやすく、トレンドにも左右されないので、
年齢を問わず、一着持っていると
あらゆる場面で着こなしを一段上げてくれます。

ーーこちらのタグにも、作り手の思いが込められていますね。

後藤:はい。
返礼品を通じて、私達の作るスーツやジャケットが
お客様の人生の大切な瞬間に華を添える存在になりましたら幸いです。

ーー本日は、ありがとうございました。

後藤:ありがとうございました。

返礼品のご案内

[№5694-0333]azabu tailorオーダースーツお仕立券①【国産生地使用】

内容:
azabu tailorメンズオーダーシングルスーツ(国産生地使用)お仕立券 1枚

ご利用方法:
お仕立券をもって、全国26店舗ある麻布テーラーの店舗からご都合の良い店舗へご来店ください。
店舗で生地・デザイン選びと採寸をし、4~5週間後、店舗にて商品のお渡しをいたします。

有効期限:
お仕立券の発効日から半年以内

「ふるさとチョイス」から寄付する
「楽天ふるさと納税」から寄付する
「ANAのふるさと納税」から寄付する
「ふるなび」から寄付する

[№5694-0334]azabu tailorオーダースーツお仕立券②【国産機能性生地使用】

内容:
azabu tailorメンズオーダーシングルスーツ(国産機能性生地使用)お仕立券 1枚

ご利用方法:
お仕立券をもって、全国26店舗ある麻布テーラーの店舗からご都合の良い店舗へご来店ください。
店舗で生地・デザイン選びと採寸をし、4~5週間後、店舗にて商品のお渡しをいたします。

有効期限:
お仕立券の発効日から半年以内

「ふるさとチョイス」から寄付する
「楽天ふるさと納税」から寄付する
「ANAのふるさと納税」から寄付する
「ふるなび」から寄付する

[№5694-0335]azabu tailorオーダースーツお仕立券③【国産高級生地使用】

内容:
azabu tailorメンズオーダーシングルスーツ(国産高級生地使用)お仕立券 1枚

ご利用方法:
お仕立券をもって、全国26店舗ある麻布テーラーの店舗からご都合の良い店舗へご来店ください。
店舗で生地・デザイン選びと採寸をし、4~5週間後、店舗にて商品のお渡しをいたします。

有効期限:
お仕立券の発効日から半年以内

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[№5694-0350]azabu tailorベスト付オーダースーツお仕立券④【高級イタリア生地使用/サルトリア仕立て】

内容:
azabu tailorベスト付メンズオーダーシングルスーツ(高級イタリア生地使用/サルトリア仕立て)お仕立券 1枚

ご利用方法:
お仕立券をもって、全国26店舗ある麻布テーラーの店舗からご都合の良い店舗へご来店ください。
店舗で生地・デザイン選びと採寸をし、4~5週間後、店舗にて商品のお渡しをいたします。

有効期限:
お仕立券の発効日から半年以内

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[№5694-0195]近江上着(おうみうわぎ)

内容:
表地:ウール100%、裏地:キュプラ・綿、袖裏:キュプラ、ボタン:メタル釦

サイズ:
【44】着丈69.5 袖丈59.0 肩幅42.6 バスト103.0 ウェスト91.0cm
【46】着丈71.0 袖丈60.5 肩幅43.6 バスト106.0 ウェスト94.0cm
【48】着丈72.5 袖丈62.0 肩幅44.6 バスト109.0 ウェスト97.0cm
【50】着丈74.0 袖丈63.5 肩幅45.6 バスト112.0 ウェスト100.0cm

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ふるさと納税に関するお問い合わせ:
米原市 まち整備部 シティセールス課
ふるさと納税担当

〒521-8501 米原市米原1016番地
TEL:0749-53-5140
|受付時間|8:30~17:15 (土曜日・日曜日・祝日および12月29日~1月3日を除く)

事業所のご案内

メルボ紳士服工業株式会社
本部:大阪府枚方市長尾谷町1-27-1
TEL 072-856-0665
滋賀工場:滋賀県米原市顔戸1325
TEL 0749-52-1351
広島工場:広島県東広島市高屋町大畠391
TEL 0824-34-1211

WEBサイト:
【メルボ紳士服工業株式会社】 http://www.melbo-cmi.com/
【メルボグループ】http://www.melbo-group.co.jp/
【azabu tailor】https://www.azabutailor.com/

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